11月24日(土)

買っちまったケーナ2本。頑張って練習中。

寄港日の翌日はイベントが少ない日。
朝の7時半から10時まで楽器練習。
(ここではウクレレとケーナを交互に練習します。)
10時からはイジャイの2人が指導する「ケーナとサンポーニャの吹きかた教室」に参加。
20分くらいがピーピー音を立てて、いったい自分のケーナが鳴ってるのかわからなくなります。

教室のわきには臨時の楽器ショップ(イジャイの2人が仕入れてきたもの)が開いています。民芸品のケーナを買って来た人で、「これは音が合わないし、飾り物です。」と言われてすぐに買い求める人もいたりします。街で買ったケーナは、材質も大きさ(太さ)も値段もバラバラ。楽器として機能しないものも多いのですね。
関係者に聞けば、イジャイの2人はコンサートの費用自体はボランティアなのだそうです。(それでも交通費や船内の生活費は出してもらってる筈ですが・・)彼らの利益になるのはTシャツやCD、それから楽器の売り上げだけ。そんな話を聞くと、協力しないわけにもいかず、サンポーニャも購入しました。(5000円でした。)

これで、ケーナとサンポーニャ、そしてCD3枚買ったから、かなり貢献してるな。

11時15分、明後日の「メキシコ人とサッカー交流」の説明会に参加。
27人の参加という説明だけど、時間通り最初に集まったのは5人。若者は昼まで寝ているのだとか・・・おいおい。
10分くらい待って、ようやく20人近くが集まり、ツアー内容の説明。
どうやら年寄りは私一人のよう。これなら頑張る必要はなさそうです。

若者たちのサッカー練習風景。(ちょっとだけ参加)

そして13時30分から15時まで、炎天下のデッキでサッカーの練習会。
こちらも時間通りに集まったのは3人。どうも若者の感覚には「時間を守る」という項目がないらしい。少しずつ集まり、何となく3対3の試合形式で練習を続ける。その後ポジション決め、そしてまた練習。

それにしても、だれも水を持ってきてないことには驚き。途中で女の子が水を汲んで持ってきてくれたけど、コップ一杯の水でよく続くもんです。若者恐るべし。(恐るべしは、体力があることと、状況を深く考えていないことの両面です。)

若者の何人かに聞いたら、どうやらスパイクも持ってきてないし、すねあてもないみたい。キーパーグローブも誰も持ってない。これで試合になるのか、超不安。でもね、サッカーの交流があるのだから、キーパーグローブとビブスくらいは備品として用意してもいいんじゃないでしょうか。それから、冷却スプレーや固定テープなどの怪我対策グッズも必要だな。(でも、若者は冷却スプレーなんかがあると、見境なく使いたがるからなあ・・・。)

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ひょっとしてスパイクとすね当て持ってきてるの、僕ひとりだったりして・・。
心配は尽きませんが、これ以上は気にしない。自分のアキレス腱だけを心配しよう。

最近は、セビジャーナスと楽器練習、それからスペイン語講座が中心の生活で、他の企画や講座を聞きにいく暇もなし。これでいいのかわからんけど、のこり3週間、集中していきましょう。

ペルーの音楽グループ「イジャイ」は、メキシコで船を降りて日本に帰ります。(彼らは静岡県に住んでいる。)彼らが船内にいるのも今日と明日だけ。今夜と明日の夜、連続してコンサートが開かれます。今日も最前列で手拍子しながらしっかり聞いてきました。兄さんのジョンの声の良さ、弟のアレックスのケーナの巧みさ、ほんとに素晴らしい兄弟です。これからも応援していきたいと思います。

30代の男性と食事中にお話ししました。
彼は、船内で知り合った若者8人で、マチュピチュ、ウユニ塩湖、ナスカの3つを見てきたそうです。ペルー寄港の初日から出発し、グァテマラで再乗船したのです。船内の公式ツアーなら50万円以上かかるところ、彼らはおよそ30万円で回ってきたそうです。ちなみに、今回ジャパングレイス(ピースボートの公式旅行会社)が企画したツアーは、「マチュピチュとウユニ塩湖8日間、489000円」です。これでもナスカまでは行けません。それを考えたら頑張って安く旅行してきたのがわかります。(もっとも、ジャパングレイスの料金設定が高すぎる気がするのですが・・。船の値段を安くした分、ここで元を取ろうとしているのでしょうか。)

ジャパングレイスのツアーをほとんど取らないで自力で観光する人が、ほんとに多い。最初はツアーに参加していたけど、自力で安く行けることに気づいてその後のツアーを全てキャンセルした人も多いです。もちろん連れて行ってもらえる安心感はありますが、1万数千円出した一日ツアーと同じ行程を、自由行動で回った人から「一人20ドルで回れたよ。食事も含めて30ドルちょっと。けっこうゆっくりできたし、良かった。」などど言われると、正直複雑な気分にはなります。このあたりの料金設定は、ジャパングレイスにぜひ改善して欲しいところです。

この見慣れた風景も、残り20日少々か・・・。

中米の太平洋側海域にはウミガメがたくさんいるみたいで、前方からカメがどんどん流れてきます。(実際には船が進んでいるわけで、カメはその場に浮かんでるだけです。)ほんの10分程度で6匹見たという人もいました。
私も午後4時ごろ、2匹見ました。
一瞬ゴミが浮いてるのかと思ったら、カメの甲羅でした。

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